一汁三菜 / 一汁三菜 二十四節気
春分の膳 3月20日
一汁三菜と二十四節気の説明
春分(しゅんぶん)・・・昼と夜の長さが同じになる日。ここから夏至まではどんどん昼が長くなっていく。寒さが和らぎ過ごしやすくなる季節
2016年も春のお彼岸まできました。皆さんお待ちかねの春です。花が咲き、暖かい風が吹き、お日様がぽかぽか。無性に外に遊びに行きたくなります。そんな時期にぴったりの外出用一汁三菜レシピをご紹介します。お花見などのお集まりごとにも最適です!
全て4人前です
春分の膳 3月20日 品目
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たけのこ田楽
筍 1本
米のとぎ汁 適量
唐辛子 1本
A
西京みそ 50g
木の芽 10枚
粉山椒 小さじ1/31.たけのこを米のとぎ汁+唐辛子で湯がき(目安45分間)、冷まして水にさらします
2.Aをすり鉢にいれ、すりこぎで擦りながら混ぜ合わせます
3.筍を半分に切り、焼きます。焼き目が付いたら2を塗り、焼き目をつけて完成
ポイント
筍の湯がき具合はギリギリ竹串が刺さるくらいです。湯がきが足りないとエグミが出て、火が通り過ぎると食感が悪くなります -
うみますの味噌柚庵焼き
1.うみますを味噌柚庵地につける(約9時間)
2.1を焼いて完成 -
鴨ロース
鴨もも肉 半枚
A
水 180cc
酒 180cc
濃口醤油 50cc
塩 小さじ1
砂糖 10g
薬味
大根おろし 大さじ3
人参おろし 大さじ2
玉ねぎおろし 大さじ1
にんにくおろし 小さじ1/3
しょうがおろし 小さじ1
醤油 大さじ1
だいだい酢 小さじ2
砂糖 小さじ1/31.鴨の皮目に格子状に切り目を入れます
2.フライパンで焼きます(秋分の膳 イチボのグリル参照)
3.2をAに漬けます(半日以上)
4.薬味を作ります。大根おろし・人参おろし・玉ねぎおろしは水にさらし(約1時間)よく絞ったら他の材料と合わせます
5.鴨をスライスし、薬味を巻いて完成 -
春野菜天
たらの芽 4個
こごみ 4個
ふきのとう 4個1.たらの芽の根の黒い部分を切り、ふきのとうの底の部分を切ります
2.天衣をつけ、油で揚げます(白つぐの基本参照) -
手羽先の竜田揚げ
手羽先 4本
竜田地
濃口醤油 160cc
みりん 80cc
酒 120cc
塩 小さじ1
おろしにんにく 小さじ1/3
おろししょうが 小さじ2/31.手羽先を竜田地に漬けます(約1時間)
2.地を切り、片栗粉をまぶし180℃で揚げて完成 -
イイダコの桜煮
いいだこ 1本
漬け地
水 450cc
酒 150cc
濃口醤油 50cc
砂糖 大さじ1
炒り卵 適量(イイダコの下処理)
1.イイダコのぬめりを糠でとる為、擦り込みます。頭の部分と足の部分を包丁で切り離し、目の部分も包丁で切ります
2.頭の部分を爪楊枝でとめて熱湯にさらし、氷水に入れ冷やします
1.漬け地を鍋で沸かしいいだこを煮ます。約2分経ったら足は引き上げ、頭はさらに10分煮ます。冷まして足を地に漬けます(約半日)
2.盛り付ける前にイイダコの足を切り、炒り卵を吸盤にまぶし、頭は4等分にして完成 -
蓮根のしぐれ煮
1.蓮根の皮をむき、半分に切り薄くスライスします
2.しぐれ煮地に蓮根・牛肉・針しょうがを入れ、煮詰めて完成 -
玉子焼き
玉子(L) 6個
塩 小さじ1
醤油 大さじ1
砂糖 20g1.材料を全て混ぜて卵焼きを作り、4等分にに切って完成(だし巻き玉子参照) -
アスパラベーコン巻き
アスパラ 2本
ベーコン 6枚
小麦粉 少量1.アスパラの皮をむき、小麦粉をまぶします
2.ベーコンを巻いてフライパンで焼き、1本を4等分にして完成 -
ふき煮
ふき 2本
A
酒 100cc
水 100cc
みりん 100cc
醤油 100cc
砂糖 40g1.沸騰したお湯にふきを入れ湯がき(目安1分半)、氷水で冷やし皮をむきます
2.3㎝に切り、Aを沸かしてから入れ、3分程煮て冷まして完成 -
広島菜巻きと芽しょうが酢漬け
しゃり 1合
広島菜
長芋 1㎝×1.5㎝×10㎝ 1切れ
きゅうり 1㎝×1.5㎝×10㎝ 1切れ
梅肉
大葉
ごま 適量1.広島菜の葉の部分を巻きすに広げます(7㎝×12㎝)
2.上にしゃりを平らになるようにひき、真ん中に長芋・きゅうり・大葉・梅肉・ごまを載せます
3.巻きすの手前から巻いて、棒状になったら4等分に切って完成
芽しょうが酢漬け
芽しょうが 適量
甘酢 適量(白つぐの基本参照)
1.芽しょうがを湯がき(約2分間)、薄く塩を振ります
2.冷めたらヒタヒタになる程度の甘酢を入れます(1日以上)
3.食べやすい大きさに切って完成 -
うぐいす餅
A
もち粉 76g
寒天粉 3g
水 200cc
B
粉糖 100g
水 17cc
C
卵白 12g
グラニュー糖 12g
水飴 小さじ1
こしあん 一つ20g
(飾り)
きな粉 適量
のし梅 適量1.Aの粉を合わせたところに水200ccを入れ、耳たぶ位のかたさになるまでこねます
2.Bを合わせておきます
3.Cの卵白でメレンゲを作り、そこへグラニュー糖を加えツヤが出るまでたてます
4.沸いたお湯にドーナツ状にした1を入れ、5分程茹で、鍋に移し弱火でかたさを見ながら木べらでこねます
5.1つにまとまってきたら、Bを5回に分けて加え混ぜ合わせます
6.レンジで温めておいた水飴を加え、そこへCも加えます
7.伸ばしても手にひっつかなくなれば、片栗粉をしいたパットに移して表面に粉をまぶします
(出来上がりの状態)
8.20gに生地をカットし、あんこを包み成形をして仕上げにきな粉とのし梅を飾れば完成
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次回の予告
次回は清明の膳 4月4日です。
4月になると新生活が始まっている方もいらっしゃることでしょう。寒さも終わり、桜も咲き始め新生活でなくても何か新しいことに挑戦したくなるような時期ですね。作って食べて楽しめる献立次回もお届けします。
今回の写真は毎年恒例直方より春の便りのさくらです。週初に持ってきたものが週末にほぼ満開。今年はお客様にちょうど満開を見ていただけそうです。なんと御供所町に引っ越してきて初!