一汁三菜 / 一汁三菜 二十四節気
夏至の膳 6月22日
一汁三菜と二十四節気の説明
夏至(げし)・・・一年で昼間が最も長く、夜が最も短い日。梅雨の真っ盛りで、田植えに繁忙を極める頃
今回のレシピはなかなか家庭ではお目にかからない生のタコや果物のいちじくを使用しております。
夏至といってもまだまだ梅雨の時期。手間暇かけた料理を作りながらゆっくりとした時間を過ごされるのはいかがでしょうか?
全て4人前です
夏至の膳 6月22日 品目
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タコのやわらか煮(あしらい 茹でた空豆)
生タコ足 1本(30㎝ぐらいの大きさ)
(タコの下処理用)
糠(ぬか)4掴みくらい
大根(中)1本
酒 大さじ3
番茶 タコがきれいに浸かる程度
A
酒 900cc
水 300cc
濃口醤油 100cc
砂糖 小さじ11.下処理をしたタコとAを深いバット(ボールでも可)にいれ50分間強火で蒸します
2.蒸したら冷まし、食べやすい大きさに切ってお浸しと盛ります、完成
(タコの下処理)
1.タコの足に糠をすり込み、ぬめりをとります
2.まな板の上でタコを皮を剥いた大根で叩いて、繊維を潰します。
(潰す目安 タコがだらーっとして1.3倍くらい長くなるかんじ)
3.叩いた大根の半分をおろし金で擦りおろし、酒大さじ3を入れ叩いたタコを浸し、
冷蔵庫で1時間寝かせます
4.寝かせたタコを水で軽く洗い、番茶(通常お茶を飲む時の濃度)の中で30秒間煮ます。熱々のタコを氷水に漬け、水分を拭き取り完成
ポイント
1.の時に動かすとタコの周り(赤い部分)が剥げてしまうので、蒸すことをオススメしています
3.で大根を使う理由は大根に含まれる消化酵素がタコの繊維を柔らかくするためです
皮を剥いた大根でタコを叩くということに?と思ってましたが、出来上がりのタコで意味のあることに気づきます
ご家庭では残った大根を輪切りにしてタコと一緒に蒸して召し上がられるとよいかと思います。タコと一緒に入れとくだけです。
<あしらい 空豆の塩茹で>
空豆 適量
塩 少々
1.空豆を鞘からだす。
2.塩を入れた沸騰したお湯で湯がく(2分半〜3分以内)
ポイント
甘みを出すために少し長めに湯がいてます。食感を楽しみたい方はもっと短くて大丈夫です。 -
いちじくごま味噌がけ
いちじく 4個
A
サワークリーム 25g
ごまペースト 12g
白みそ 100g
柚子(柚子の皮をおろし金で軽く擦ったもの) 少々1.いちじくの皮を包丁で剥き、10分間蒸します
蒸しあがったら濡れたキッチンペーパーをかぶせて冷まします
左・蒸す前 右・蒸した後
2.Aを全て合せます(固い場合は出汁で濃度を調節します。ダマにならないよう注意)
3.器にいちじくを盛り、上からAをかけ柚子の皮を振りかけて、完成
ポイント
蒸しあがったいちじくと器は冷蔵庫で冷たく冷やすと一層美味しくなります -
オクラとおきゅうとの酢の物
オクラ 4本
おきゅうと 適量
酢 お好みで
醤油 お好みで
切りゴマ お好みで1.オクラのヘタの部分を切って湯がき、冷水に落とします
2.おきゅうとと適度な大きさに切り、器にオクラと盛りつけます
3.上から酢・醤油・切りゴマを散らします
ポイント
酢7:醤油3が目安です
切りゴマとはゴマを包丁で粗く刻んだものです。香りを重視しているために切りゴマにしてます -
素麺の吸い物
1.素麺を湯がき、よく洗って冷水に落とします
2.出汁に椎茸のスライスを入れて沸かします
3.器に素麺を入れて、上から出汁を入れ柚子の皮を入れます。 -
新しょうがの炊きこみご飯
新しょうが 90g
昆布 1片(3㎝×5㎝)
塩 小さじ1
米 3合
三つ葉の軸 少々1.新しょうがをみじん切りにし、約30分間水にさらします
2.時間になったら絞り、水を切ります
3.いつも通りお米を炊く準備をし(水もいつも通りで)新しょうが・昆布・塩を入れて炊きます
4.お米が炊けたら器に盛り、上からさっとゆがいた三つ葉の軸を散らして、完成